第21章 冷血硬派♡高杉くん \❤︎/
「まぁ…来ねえってことはお前はその程度の女だったってことだな」
「……」
本当は来てくれるって信じたい。
助けに来たって言って抱きしめてもらいたい。
「…それにしてもよぉ…この女、やっぱりけっこう可愛い顔してんじゃん」
俯いていたら頭を掴まれて無理矢理顔を上げられる。
そしてニヤニヤしながら顔を舐め回すように見られて凛は顔を背けた。
「高杉来るまで暇だしよ、3人でヤっちまうか」
「おっ、イイねえ青姦で4Pとか」
「高杉の女犯すとかめっちゃ興奮するわ」
何を言っているのか分からなくて、ぎゅっと目をつむって俯くと今度はさらに強く頭を掴まれて無理矢理唇を奪われた。
「っ!?」
頭も体も拘束されて全く身動きがとれない。
酸素を求めてもがくことしかできなくて、さらに目から大粒の涙が溢れると男の舌が歯を割って入ってきて凛は苦痛の表情を浮かべた。
「んっ……んっ、!」
嫌なのに、自分ではどうすることもできない。
ただ泣くことしかできなくて悔しくて凛は爪が食い込むほど強く拳をにぎりしめた。
「…はぁっ!……はぁ……」
やっとのことで唇を離されると、微かに見える目には男の笑う顔が映って、凛は精一杯の力で男を睨みつけた。
「ハハッ、いいじゃねーかその目。人の女レイプするってすげー快感」
口の中は男の唾液だらけで、唾を飲み込むことさえ考えただけで気持ち悪くなる。
涙を流すだけで抵抗することも涙を拭うこともできずにもがいていると、今度は別の二人の手が胸と太ももに伸びた。
「やだっ……」