第16章 運動しましょう♡ \❤︎/
「それっ…女の子に言っちゃいけないやつです!」
「事実だろ」
衝撃の一言に肩を落として悲しんでいると、軽く額に口付けられた。
「俺のために努力してたってことだろ?」
「…そういうことになりますかね?」
「なら嬉しいってモンじゃねえか」
笑って優しく引き寄せられる。
ーーあぁ、これ大好きな表情(かお)…
高杉の腕に安心して、そっと目を閉じていると、腹のあたりに手の感触を感じた。
「…晋助様?」
「確かめようと思ったがこの上からじゃ分かんねェな。脱げ」
「…は?」
なんの迷いもなく真顔で脱げと言う高杉に、凛は意味不明とでもいうように笑って見せた。
「…あの、ですから元の体重に戻すまでは恥ずかしいので見せられません、」
「手伝ってやるって言ってんだ。いい運動法がある」
嫌な予感がした。
「…一応聞きます。それはどんな運動ですか?」
「お前が俺の上で動く」
予想通りだった。
「晋助様!」
そうあたふたしている間にも高杉は器用に凛の着物の帯に手をかけて、スルスルと緩めていく。
気付けば帯は完全に抜き取られ、凛は腹部が見えないように着物で前を覆った。
「いやですっ…」
「構わねえさ」
「幻滅されたくないです、」
「しねえよ。俺がその程度でお前に幻滅するとでも思ってんのか」
高杉は強引に凛の腕を持つと、その白い体が露になった。
「やだ…見ないでください…っ」
「…なんだ、この程度か」
見ると、確かに前よりは肉付きがよくなったような気がする。
触ってみても、多少むにっとつまめる程度だ。