第7章 「 私の幼馴染 」 孤爪研磨
「ぶっは!!!なんだそりゃ!!!!」
朝のリエーフくんと同じようにお腹を抱えて笑う鉄朗。
「ねえ、なんで笑うの?」
「リエーフの言ってることが正解だわ。お前、鈍感が過ぎる。」
「なにそれ?どういうこと??」
「まあ、なんていうか。だから、もう、お前ら付き合っちゃえって。」
「はぁ?!どういう流れでそうなるわけ?」
「はあ。しょうがねえな。つまり、研磨は。あー…妬いちゃったわけよ。」
「ん?」
「リエーフに、お前取られるのが嫌だったの。」
「何で?」
「これでわからなきゃ、お前は正真正銘のアホだ。バカ。」
「なんでアホとバカ一緒に言うの?!」
「そこかよ!!!まあ、とりあえず、今ある情報を全部まとめて考えてみろ。おばかちゃん。」
そう言うと、鉄朗は自分の部屋に行ってしまった。
おばかちゃんってなんだ。
むかつく。あいつ。