第6章 「 俺の妹 」 黒尾鉄朗
「っていうか!鉄朗、本当に早くしてよ!!研磨くんが先に学校行っちゃう!!」
「じゃあ、自分で研磨の家まで行ってこればいいだろ?!」
「私がひとりで行ったら変に思われるよ!」
「いや、思わねえだろ。」
「思われるー!!」
「幼馴染が迎えに来てくれたな~。くらいにしか思わねえって。」
「いやいやいやいや!真由がひとりできた!俺のこと好きなのかも!って「絶対ないから!!」
真由が言い終わる前に口をはさむと、真由は「そんなのわかんないでしょ!」なんてぶつぶつ言いはじめた。
まじで言ってるのかどうかだけ教えて欲しい。