• テキストサイズ

【HQ】ストロベリーシンドローム

第4章 「 かたおもい 」 西谷夕


「あ、メール。」

真由ちゃんからメールが届く。


「無事、お付き合いする運びとなりました。潔子、ありがとう。」

とメールには書かれ、西谷とふたりで撮った写メが添付されていた。
写真のふたりからは幸せオーラが溢れている。
良かった。ちゃんと思いが実って。


「おー!やっぱり、そうなるわな。」

私の携帯画面をのぞき見る菅原。

「よかったの?これで。」

何、その鳩が豆鉄砲を食らったような顔。

「菅原も、結構長い間、真由ちゃんのこと好きだったのにね。」
「なんだよ。気づいてたのかよ。」
「菅原も、わかりやすいと思う。」

苦笑いの菅原。
相手が真由ちゃんだったから気づかれなかっただけだと思う。

「まあ、俺はいいのよ。好きな子が幸せでいてくれれば!」
「そう。でも、仕方ないから、あとでジュースおごってげる。」

私がそう言うと、菅原は少し悲しそうに笑いながら 「ありがと」 とつぶやいた。


おわり
/ 260ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp