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【HQ】ストロベリーシンドローム

第12章 「 同窓会 」 澤村大地


「石井さん。」

名前を呼ばれ、澤村くんの顔を見つめる。


「俺、今でも石井さんのことが好きなんだ。」


真直ぐこちらを見る目には何の偽りもないことがわかる。


「その、それでもよければなんだけど、連絡先、聞いてもいいかな?」


澤村くんは、少し自信なさそうに私に尋ねた。


答えは決まっている。


今日、澤村くんに名前を呼ばれた時から気付いてた。

私だって、まだ…


「もちろん。」


私はそう答えた。


おわり
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