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Box【HQ!!】

第4章 復帰と合宿とお猫様





「ホラ、見てこの胸。これをみんなに見せたんだよ。」



Tシャツを捲り上げられたまま耳元で蛍に囁かれる。
鏡に映るであろう自分の姿を想像すると目の前の鏡なんて見れたもんじゃない。
鏡から目を逸らし、蛍からの恥辱に耐えるしかない。
胸元を外気に晒されて寒いのと、耳元の声が相まって背筋がゾクゾクするのが止まらない。


そして私の胸にまだ残る水滴を蛍の長い指が掬う。


「まだ水滴残ってるね。風邪ひいちゃうから取ってあげる。」


そう言って胸の上を感触を確かめる様に蛍の指がつつっとなぞる。
その妖しい手つきに全身の産毛が逆立つのを感じる。
蛍は次第に胸を包み込むように手のひら全体で愛撫を始めた。
やわやわと胸を触れられると恥ずかしさでどうにかなってしまいそうで。

耳元に聞こえるいつも意地悪な蛍の、余裕のない吐息に私はついつい顔が見たくなって背けていた顔を鏡に向ける。
鏡にはあられもない私の姿と、それを包み込むように抱きしめている蛍の姿とこちらをじっと見ている蛍が映っていた。
私と目が合った途端蛍はニヤッと笑う。

「やっとこっち向いた。」


そう言うと蛍の手が一気に私のブラを上にたくし上げた。


『………ッ!!!!!!!』



そして鏡に映し出される私の服を身に着けていない上半身と、後ろの蛍が満足そうな顔をしているのが見えた。
真っ赤な私に蛍は手を止めることなく囁く。


「想像通り、すごい綺麗なピンクだね。可愛い。」


その言葉に頭がパンク寸前になる。
しかし愛撫は止まらず、尚もやわやわと続く。
蛍の手は胸を触るものの感度の高い場所は避けて触る。
指の間になることはあっても意図的に決して触らない。
ゆっくりと私の臍下にも熱が集まる。
そして次第にムズムズしてきた。



はしたないことに私はもっと強い刺激を求めてしまっていた。


頭の中が触って欲しいという気持ちで塗りつぶされる。
それ以外の事を考えられない程に頭の中が快楽に埋め尽くされる。
そんな私に楽しそうな蛍の声が響く。


「どうしたの?モジモジして。どこか触って欲しいなら言わなきゃ分かんないよ?」


その言葉が魔法のように頭の中を響き渡って懇願したくなる。


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