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Box【HQ!!】

第3章 仲間と4強と守護神



「そりゃ見えないところでするデショ。人の顔見ながら油断している方が悪いんだから。」


そう言う蛍が耳まで赤いのを確認して、赤面している私はふふっと笑う。


「笑うなんてずいぶん余裕なんだね。ここが通学路だからこれだけにしてやったのに。これ以上出来ないと思ってるんデショ?
ホントは抱きしめてすごい濃厚なキスを朝からやってもいいんだよ?」


『へ?』


「これが部屋だったら、を強く抱きしめて、息も出来ない位に君の唇を僕の唇でトロトロに溶かしていくんだ。そして君をベッドに寝かせてブラウスのボタンを1つ1つ外していく。もちろんキスしたままね。そして君のピンクのブラの上から僕が、『も、もういいですーーーーー!』」



何も出来ないだろうという気持ちを読み取った蛍は言葉で攻めてきた。
官能小説みたいに言葉攻めってやつだ!読んだことないけど。
朝からどピンクな頭の蛍にビックリする。



「別に。いつも妄想してる内容を教えてあげただけだけど?
僕に抱かれていやらしい声出すの姿なんて、僕が何回妄想してると思ってるの?
男の性欲なめちゃダメって誰かに言われてなかったっけ?」



言われました。言われましたけれども。
蛍はそういう…性欲的なもの、は少なそうだし…。
って、妄想では私抱かれてるんだ…蛍に…想像上の私ってどんな顔なんだろう…
ちゃんと可愛いかな…変な顔だったらどうしよう…


「大丈夫。…ちゃんと可愛い顔だから。」



私の心を読んだ蛍からの言葉にボンッと更に顔から湯気が出た。
そしてこのままでは蛍の思う壺なので必死に自分を落ち着かせる。
落ち着けー落ち着けー。深く考えるなー。
妄想は妄想。結局空想の産物で机上の空論で…


ちょっと待て。さっきピンクのブラって言ったよね…
なんでコイツ私の今日のブラの色知ってんの!?
慌てて蛍の顔を見るとまた薄ら笑いを浮かべて勝ち誇ったように言ってくる。


「胸元開けすぎ。キスしたときに見えてたよ?ピンクのブラのピンクの可愛いレースまで見えてたよ。」




ぎゃーーーーーー!!お巡りさん!この人です!!!!!





そんなドタバタを登校中から行い、放課後には私はぐったりしていた。


そしてそんな状態の私を更にぐったりさせる事が待っていた…。


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