第5章 青の対戦と赤の対戦と強豪校
飛び出してきた蛍の雄は、昨日見たクロのソレよりも少し細く長かった。
血管の浮き出て脈打つ雄にまたしても目が釘付けになる。
「…そんなに見られたら恥ずかしいんだけど。」
その蛍の一言にハッとする。
…蛍だって恥ずかしいんだよな。
私ばっかり恥ずかしがってたけど、それは蛍も同じことで。
そんな当たり前なことに気付いたら、なんだか一気に安心した。
『ごめんね。じゃあ…お邪魔します。』
そう言ってゆっくりと蛍のモノを握り、先端にキスをしてみる。
シャワーを浴びていないからか、雄の香りが強くそれが逆に興奮を誘う。
興奮していくのを感じながら先端を中心にちゅっちゅとキスをしていく。
そして滲み出てきた液体を舌で掬い取る。
「……っ!」
『???』
感じている蛍に新鮮な感じがしてついマジマジと顔を見てしまう。
その視線に気付いた蛍は顔を真っ赤にして片腕で顔を隠した。
「ちょっと!恥ずかしいからそんなに見ないでよね。大体僕だって初体験なんだからしょうがないデショ。
それに相手がキミなんだからそりゃ興奮するし……」
『蛍!初めてだったの!?てっきり経験済みかと思ってた!!』
「え!?」
『へ?』
---だってだってだってキス魔だし!
---“あの時のキスが忘れられなくて色んな人と…”って言ってたし!
少しの沈黙の後…
お互いの勘違いが解けたところで私達は顔を見合わせて微笑み合った。
そしてまた蛍の言うとおりに今度はベッドに寝た蛍の上に乗る。
私は蛍のモノを咥えて、蛍の顔の前には私の敏感な所をさらけ出していて。
所謂、シックスナインという体位になった。
蛍のモノを咥えているという事と、蛍に敏感な所を間近で見られているという羞恥心でどうにかなってしまいそうだ。
その気持ちがドンドン私の蜜を溢れさせる。
太ももまで垂れた私の欲を見て、蛍が笑う。
その吐息にさえ感じてしまって、更に蜜は垂れていく。
「僕の咥えてこんなになってるなんて……ほんと、変態。」
そんな言葉も最早私を煽るスパイスでしかない。