第5章 青の対戦と赤の対戦と強豪校
ゆっくりと感触を確かめるような蛍の手の動きに思わず声が出そうになる。
しかし、なんだか声を出したら負けな気がして必死に抑えた。
そんな私を知ってか知らずか私の身体はプルプルと身体が小刻みに震える。
「震えちゃって可愛いんだから。」
そんな蛍の言葉に羞恥心を煽られる。
そう言いながらゆっくりとネグリジェの上から指でツツっとなぞる。その感触にすら身体は震えて快感に感じそうになった。
ふにふにと感触を確かめるように蛍が手を動かし始めた時にはそのもどかしさに臍下に熱がドンドン集まっていくのが分かる。
ハッと気付くと蛍の視線は私を鋭く捉えていて、一気に顔に熱が集まった。
そして蛍はまたフッと笑った後に、それはそれは意地悪な顔で聞いてくる。
「どうする?しっかり触る?それともここで辞める?どうして欲しい??」
ーーーなんていう奴だ!
しかし私は知っている。こうなった蛍は私が答えるまでテコでも動かない。
そして私の困った様子を見て楽しむのだ。
…そうはいかない。
今日は反撃してやる!
そう心に誓って私は行動に移した。
自分でネグリジェをたくし上げて、蛍をしっかりと見て甘えるように一言伝える。
『舐めて。』
その言葉に蛍は目を見開いた。
先ほどネグリジェを見た時のような反応に私の中の負けず嫌いが満足そうに頷く。
ーーーどうだ!エロいだろ!私の勝ちだ!
しかし私の主導権はここまでだった。
無言になった蛍は手を回してブラのホックを外して、ブラを取り払う。
そしてじっくりと眺める。
そんな時も負けてやるか!と少し震える身体を抑えながら蛍を見つめた。
そんな私を見ながらゆっくりと蛍の唇が私の胸の突起に近付く。
『…っ!んぅ……。』
ペロッと舐められると堪らず声をあげてしまう。
「声、可愛い。そんな声を僕の他に聞いた奴がいると思ったら殺意湧くよね。」
『?』
蛍の言葉の意図が読めず、クエスチョンマークが頭に浮かぶ。
そんな事態を飲み込めていない私をお構い無しに蛍は攻め立てる。
突起を舐めて押しつぶしたり、軽く歯が当たる様に噛んでみたり、弄ばれる。
そして蛍は私を見ながら行為を進める。羞恥心を煽る為に。