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少女Aの一日

第1章 壱


午前6時半起床。
今にも閉じそうな目を擦りベットから這い出る。今日も学校だ。

7時。顔を洗って歯を磨いて、スッキリさっぱりしたところでようやく朝食にありつける

「いただきます。」

朝食はのんびり食べるのが好きだ。
そうだな、1時間あると丁度いいくらいだろう。

「咲、のんびりし過ぎじゃない?さっさと食べてしまいなさい」

おっと、これはのんびりし過ぎた!
もう8時じゃないか

もう一度歯を磨き、両サイド耳の高さで髪を結えば

「よし、完成」

これで黒田咲の出来上がり。

玄関から一歩踏み出せば、昨日来なければいいと思った今日は

「あ、咲おはよう!今日は少し遅かったね」

「おはよう。違うよ、いつもが早いだけだよ」

おはよう。
たった一言、友達と交わしたこの一言から始まる一日。

今「おはよう」と言ってくれたのは私の友達。
毎朝約束するわけでもないが、一緒に登校する友達。学校に着いたら私達は友達じゃないみたいに1日を過ごす。

だが別に避けられているわけではない。
9クラスもあるせいだろうか、私が1組で彼女が9組だからだろうか。

今日もまた気を引き締めて、帰宅すれば一日があっという間だったと思えるその瞬間の為に頑張ろう。
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