• テキストサイズ

【短編】ズバリ親バカ!

第1章 親バカなきたみつパパ


__現在


「......。」
(ああいうことあったから容易にあげられないんだよなぁ......でも、
少しくらいなら......)



裕太はポケットに常備してあるチョコに手をかけ



渉の方をチラっと見た。



裕太の視線の先は......



ギロッ「......。」



ビクッ「っ......!(汗)」
(駄目だ、横尾さんには逆らえない......涙)



渉はキッと裕太を睨んでいた。



どうやら何かを察していたらしい......。










「......。」



そしてその頃、ユリはチョコを貰えず不機嫌だった。



顔には出ていないがそんなオーラがユリの周りに出ていた。



「「......(汗)」」



メンバーはそんなユリを見て冷や汗をかいていた。



「......なぁ渉、」



「太輔、どうした?」



「1コくらいなら.....あげてもいいんじゃねぇか?」



ユリが心配になったであろう太輔は恐る恐る渉に聞いた。



「太輔......」



「はい......」



だがピクリともしない渉に小さな恐怖を覚えた太輔。



「太輔ってユリちゃんに限らず子供に甘いよね?
そういう甘い気持ちは駄目だよ。」



「ぁ、はい......」



(((あの藤ヶ谷を黙らせた......大汗)))



あっさり丸込められた太輔を見てメンバーはさらに冷や汗をかいていた。








(うぅ......ポッケに入ってるチョコあげたいよ!(涙))



裕太はポッケの中のチョコを握り締めながら心の中で葛藤していた。



(タマ!それじゃチョコが溶けちゃうよ!(泣))←



溶けたら元も子もないとは言え、俊哉はなぜかチョコの心配をした。



_ボソッ「宏光......お前が“パパ”なんだから何とかしろよ(汗)」



小さくつぶやきながら、健永は宏光の方を見た。



けど宏光は......






















「みんな、ユリにお菓子あげるなよ?」


/ 6ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp