第4章 ショタ兵長
ハンジside
「あーたーらしーいあーさがきーたっ!ついに来たぜGood morning☆」
おっはよう諸君!清々しい朝だねぇ!
え?なんでこんなにテンションが高いのか、だって?
ふふふふふ・・・ついにリヴァイに飲ませた薬の効果が出るからさ!
猫化の時は、最初にライラで試したから大体の予想はついてたけど、今回は即行本番だからね!ワクワク度が半端じゃない!
そのお陰でめちゃめちゃ早く走れてる気がする!!ビュンビュンだよ・*・:≡( ε:)
あっリヴァイの部屋!!
バアン!!!!
扉を開け放ってベッドを見る。
布団の真ん中が膨らんでいて、そこにリヴァイが寝ている事がわかった。
「おっはよー!リヴァイ!」
がばっと布団をめくると、涙目でぷるぷる震えているちびリヴァイがいた。
見下ろしていると目が合った。
小さなフォルム、柔らかそうなほっぺ、威圧感のない、むしろ愛らしさまで感じてしまうその瞳!
本当に子供になってるのが嬉しくて、思わずニタァ、と笑ってしまう。
するとちびリヴァイの目からは涙がぶわっと溢れてきて、いつか見たあの子供のように、うわああんと泣き始めた。
「えええええ!?どうしたのリヴァイ!?」
慌てて抱きかかえ、あやすように背中をぽんぽんとたたく。
なおも泣き続けるリヴァイに焦りながらも背中をしばらく撫でていると、泣き声の代わりにしゃくりが聞こえてきた。
「落ち着いた?リヴァイ」
しゃくりをあげているリヴァイの顔をのぞき込む。もう涙は流していないけど、まつ毛や頬はまだ濡れていた。
「ったく、どーしたんだよリヴァイ。どっか痛いのか?」
リヴァイは首を横に振って、だんまり。
「私が来る前に誰か来ていじめられた?」
ふるふるふる
「あ!腹が減ったのか!」
ふるふるふる
え、もう、なに、わたしわかんない。
そういえば私、ガキとは遊んだ事あるけどこんなに小さなガキとは遊んだ事ない気がする・・・
見た目1、2歳ぐらいだよね……
ううううん、どうしたらいいんだ・・・?
( ̄~ ̄;) ウーン
(;-ω-)ウーン
(。-`ω´-)ンー
あっ!ヅラヴィン!!!!
あいつなら何かわかりそう!
そうと決まればあいつを呼びに行くか!