第6章 俺様との再開!
「……おい跡部、こいつは誰なんだ?」
しばらくそのまま黙っていると、私のことを冷たい目で見ていた男の子が私を見ながら言った。
「ひっ!」
「スズナ!?」
私は怖くなり、景吾の後ろに隠れた。
「おい、こいつらは俺の仲間だ」
「で、でも…さっき…わ、わた…し…」
「お前ら、スズナに何したんだ?アーン?」
「いや、青学のマネージャーって言うから…」
「あ?青学?もしかしてお前、青学に転入したのか?」
「う、うん…」
未だに怖いけど、何とか答える。
「なるほどな」
「おい、跡部。何がなるほどな、だ。ちゃんと説明してくれ」
「あ?そうだな…、向日の言う通り説明するか」
すると、
「け、景吾!?」
私のことを抱き締めて、そのまま頭を撫でた。
そのせいか、私はいつの間にか泣きやんでいた。
「お、おい跡部…」
「アーン?こいつは俺の物だ、分かったか?」
「なっ!?」