第6章 俺様との再開!
「そうなのか!?」
「ち、違うっての!!」
景吾の言葉に私は、大声で否定した。
「アーン?何だよ、別にいいだろ?俺様の彼女になれんだからな」
「良くないもん!」
「ちっ、相変わらずあいつが好きなんだな」
「別にいいじゃん!景吾のバカ!」
そうやって言い合っていると、気まずかったのか侑士さんが声をかけてきた。
「まあまあ、それで君は一体だれなん?」
「あ、え…えっと…」
急に声をかけられ戸惑う。
すると、
「……お前、まだ人見知りなのか」
「だ、だってリョー兄がいないから…」
「俺様がいんだろーが」
「で、でも…」
「大丈夫だ、安心して自己紹介をしろ」
「う、うん…」
そして、テニス部の人たちの方を向いて私は自己紹介をし始めた。