第9章 墓参り
『やるなら、小人役かな?』
緑間「いや、は姫役がいいのだよ」
黒子(緑間くん、その通りです)
赤司(同じくそうだ)
『姫役か・・・ん?白雪姫は・・・』
緑・赤・黒「/さん?」
『桃井さんが合うと思いますよ。あの、白雪姫の優しい所がピッタリです』
赤司「も優しいと思うが」
『本当ですか』照
緑・赤・黒(可愛いすぎる!!)
マサキ・マサヤ(なるほどな/ね)
西田(お嬢様はいつでもモテますね)
ああいう天然いや誠実な所が可愛い
西田は銀ぶち眼鏡をクィッと上げ、また車を走らせる
緑間「電話なのだよ」
『誰からですか?』
横からひょいっと携帯の画面を見ると“黄瀬”の文字が
(すぐ近くに居るのに)
前に走っているのは梶さんが運転している車でその後ろを走っているのが私達が乗っている車だ
黒子「とりあえず出てみたらどうですか?」
緑間「そうするのだよ・・・もしもし」
黄瀬〈もしもーし黄瀬っす!!〉
緑間「知ってるのだよ・・・はあ」
黄瀬〈何でため息つくんっスか!?ひどいっスよ!!〉
緑間「用件は何なのだよ」
黄瀬〈っちに変わって欲しいっス〉
緑間「断る」即答
黄瀬〈えー変わって欲しいっス~っちの声聞け無いなんて、寂しすぎて死にそうっス〉
緑間「じゃあ、勝手にするのだよ」
ツーツー
緑間「はあ・・・」
『あれっ電話切ったんですね』
緑間「面どくさかったからなのだよ」
(何か分かる気がする・・・)