第16章 電話

『///・・・次の人に電話しよっと』
（さっきの事思い出しすぎだ・・・俺）
マサト「“俺”って言うな！」
『はいはい。以後気をつけま～す』
マサト（マサ兄さん達が居ない時ってよく俺って入ってる気がする・・・心の中でだけど）

『もしもし』
〈もしもし、どうも〉
『テツくん？です』
〈さんですか、どうしましたか？〉
『連絡先交換して欲しいなぁと思って』
〈連絡先ですか。分かりましたいいですよ〉
『ありがとうございます！助かります』
（いつもと変わらない態度だし、変な事も絶対言わないもんねっ）
〈電話番号言いましょうか？〉
『ううん、マサトが知ってるから大丈夫ですよ』
〈じゃあ教えてもらってもいいですか？〉
『はい』


マサト（一番話しやすいよな、テツヤ・・・電話してていつもそう思う）

〈分かりました。ありがとうございます〉
『こちらこそありがとうございます、ではまた明日』
〈あっさん〉
『何ですか？』

〈何か悩み事があるなら言ってくださいね。必ずさんの力になります〉
『テツくん、急にどうしたんですか？』
〈さん分かりやすいですよ。敬語になってますよいつもは普通に話しているのに〉
『あっ・・・ありがとう、テツくん。でも、大した事じゃないよ』
（悩み事はデートだから、行かなかったらいいもん）
『テツくんにはお見通し。か』ボソッ

〈何か言いましたか？〉
『ううん、なんでもないよ。電話切って？』
〈どうしてですか？〉
『電話自分から切らないんだ。あと、テツくん敬語で話さないで。お願い』
〈・・・分かった。じゃあ切るね。また明日・・・〉
『///っ・・・』
ツーツー



黒子（あんな感じで良かったんでしょうか・・・そんな事より、って呼び捨てで言ってしまった///）
↑
実は1度こう呼んでみたかった