第5章 犬愛 <セカンドバージン 子犬系男子>
「ささっきは本当にごめんなさいッッ···!!!」
と謝る小村に、私はピキッとして、子犬にキスした。
「!んっ··は··ぁ···っ、ん」
と小村が私に舌を絡ませる。お風呂に入ってお互い唇が熱く、濡れていて粘度が増しているような感じがした。
「小村··」
とそこで小村の肩をトンッと押す。
「瑠々さ··ッッ」
「舌絡ませる程、私を抱きたいんじゃないの?」
と言ったら、案の定、子犬はぼっと顔を赤くした。どうやら図星のようだ。
「ッッあ、あのッッ···!」
「だったらそう言いなさいよ。力任せに抱かれるのは大っ嫌いだ
よ。···私は今したいわ。」
と、ちょっとイラついてるように私は言った。これく
らい、男らしく言いなさいよ。
「ッッ··ぼっ··ぼくは·····」
と、小村は、私をギュッと抱き締める。
「貴女が欲しい···!下さい···ッッ!」
「··いいわ」
「よ」と言う前に、小村が舌を絡ませる。
ちゅくちゅく音をたて、舌は相手を求める。
「······」
お互いの目を見て、体を洗い流し、小村は私をお姫様抱っこをした。「··意外と力あんのね」「瑠々さんですから」
と、小村は私を優しくベッドに置いた。
「あっ!そういえば、部長の怪しい取り引きの件···ッッ!」
「大丈夫よ、あのスマイルカウンターの人が警察に通報してくれたらしいわ。」
と、私はイタズラ心で小村の胸の間からお腹までなぞった。
「あ···煽らないで下さい」
と、小村は私の首にキスをし、首筋を舐める。
「···ん··」
「ちゅろっ··んん··っチュっ、はん··っ」
と顔を背け、小村の舌の感触を感じる。熱気が感じられた。だけど、その声は小村そのもので少し笑った。
「どうしたんですか···ッッ」「いや、くすぐったいなぁって··?」
と私は愛おしく思って、小村の頭を撫でた。
「その顔、ちょっと反則です···」
と言い、バスローブの上から私の胸を持ち上げる。「あ··ッッ!!」
と驚き、顔を真っ赤にさせる子犬。うおお、可愛い。
「や、ややや柔らかい··」
と目をトロンとして興奮顔。