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ホテルの事情[R18]

第5章 犬愛  <セカンドバージン 子犬系男子> 







「あちゃーン、どうしよン?♪」


夜、所々欠けている歪な月が彼を照らす中 

彼はドアを開けっ放しにして客の部屋にズカズカ入っ

ていった。




「そンなこと言ってる場合じゃないン、 何か服着せ

 なきゃ色々とマズイしン♪♪」
 


彼は手品師のようにバサッとバスローブを手にした。

「コレでいっかン♪♪」

眠る男女約2名に手際良く、スル···とバスローブを着させた。

逆光から見える顔は、相変わらず何が可笑しいのか

笑っているが、急いでいる様だった。    

その頃、ホテルの入り口でコツ、コツ、コツと静かに靴音を鳴らした全身黒い服を着た厳つい男達が 彼の所へと向かおうとしてた時、






「あ~良かったン、間に合ったン♪♪」








彼はガシャ、と男女の2名の足首とベッドを 鎖で繋がらせた。























「もしもしン♪ ああン、成功したよン!♪ 早く殺そン♪♪」

「本当か? まぁ、長年信頼してるからな。少し待て」















プツ、と電話が切れた音がした。

彼は、まじまじと「愛すべきン方ン♪♪」と書かれた通話終了の画面を見ていた。


その途端、ギィィ····とドアの開く不気味な音が鳴り、彼はそちらを振り向いた ーーーーーーー 























































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