第2章 同愛 <学生 百合 純愛 少し·····>連載中
バタンッッッッ。
部屋のドアが閉まった。
大きなフカフカのベッドがあり、部屋全体淡いピンク色だった。
「ど····う···? この色、瑠々、ちゃん す好きでしょ?」
「うん·····! 綺麗···!! 一つ一つ凝ってるね······!!!」
私は螺園ちゃんを振り返った。 あっ······
私ははっとし、ばっ、と顔を下に下げた。
彼女は驚き2割、嬉しそうなの8割位の表情をしていて、
その小悪魔な瞳を潤ませて、綺麗な肌を赤らめていた。
「·····んな····· ···ぉ····ないで········ !」
またはっとした。 思わず声が······!
「·······え?」
彼女はきっと、何かを探ろうとするだろう。 眉は八の字で、
小さな、その尋ねそうな唇を震わせているんだろう。
見てはいけない······ 見たら········!
嫌だ。 考えたくない。
「い····やだよね·····。 本当にごめんなさい··!」
そのか細い声に、私は思わず顔を上げた。