第2章 同愛 <学生 百合 純愛 少し·····>連載中
「う····、うん······。だ····大丈夫····。」
私は正座している螺園ちゃんから出来るだけ逃げるようにして離れ、
頭を下げている彼女を一度も見ないで 素早く立ち上がった。
「本当に······· ゴメンなさい········!!」
「················。」 私はそれに答えず、彼女に背を向けた。
恐怖心が、勝ったから。
チーーン。
彼女が取った部屋の階に付いたらしい。
ドアが開き、彼女は歩き出した。 私はそれに続く。
「あっ········、あのっ·····! ど、どうして····此処に······!!」
私は、思い切って聞いてみた。 ···やめて···っ··· !
このままだと ーーーーーーーーーー ··········· っ !!!
さっき見た衝撃的な光景が、頭に浮かぶ。
「あ、ああ雨宿りよっっ!! か、勘違いしないでっ!!!」
「そんなはず·····ない·· 雨降ってないよ········?」
私はすかさず言った。 ·······やめて··。 やめてやめてやめて
貴女とは、ただのクラスメート
年に数回少し話すだけの存在
それ以上は、無い 絶対に
·················絶対に。