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ホテルの事情[R18]

第5章 犬愛  <セカンドバージン 子犬系男子> 



「え··」

  

 ぎゅっ






小村が甘えるように抱きついてきた。 「!?」




「僕、西川さ····いや瑠々さんのことがだいすき」




「は、はあぁッッ!??」    ドキッ··

なななんで私、こんなにドキドキしてんの???



小村がふいに顔をあげた。



「そうじゃなきゃ、こんな力、でる訳ない·············」


「っ!!!!!」   ドキンッッ!


子犬のように上目遣いをして、また甘えるように囁いた。






「な········に言ってんのよ··········!」

「瑠々さんのことが大好きですッ」

小村がどんどん顔を近づけてきた  息が詰まりそうになる

「やっ··め」       ぎゅっ!



「貴女は··········?」        「ちょっ···」

「大丈夫ンーーっ!?? お客様ンーーっっっ♪」

「うわアアアああぁあ!?????」 ガタタタタッッッッッ!!!

そこに現れたのは、ニッコリ笑顔のスマイルンだった!

私が小村に馬乗りの状態でゼェハァしてたら、ハッとして

「あ、アレッッ!?? あんた、刺されたんじゃないっけ!??!?」

「あ、そそれは·······ッ!」 

ペロッと音がして振り返った。

スマイルンが小村の血を舐めていて、ギョッッッ!!!


「目の玉ギョロッ子さン、コレは血糊ン♪ ボクは実

 際、子犬ちゃンを刺してないんだよン♪♪」 

「エ」

「つまりン、刺したフリしたのン♪♪」

「エ何で」

「あ、あの人はあいつらの味方のフリをしてッ··助けてくれたんですよッ·····!!」


そこまで聞いて、ようやく合点した。

「じ、じゃあっスマイ··あなたが助けてくれたの·····!?!? 」

「~♪」

スマイルンは、何も言わず普段通りニッコリしているだけだった

「わ、私があの時気絶しのは!??」

「さ・い・み・ん・や・くン!♪ ボクがソレを付けたハンカチをキミに押し当てたのン♪」

そしてスマイルンはバッとハンカチを取り出した。「ヒッッ!?」

「大丈夫ン♪もうそんなことしないしン♪♪ それと、

 キミ達にバスローブ着させたのボクなんだン!」










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