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ホテルの事情[R18]

第5章 犬愛  <セカンドバージン 子犬系男子> 



チュンチュン、と鳥のさえずりが聞こえた。「朝?喉イタッ··て!」

私は布団をガバッと上げた     

「ふぇ··········っ?」

「あんた呑気に寝ている場合じゃねぇよ!!怪しい取引の追・跡!!」




「今日っ···!」




「そうよ、もう寝ちゃってたのよ私達、ってああ!?!」

私は自分が今着ているモノに仰天した。

「ッど、どどうしたんですかッ····?」

ドッドッドッと音が高なる

「バスローブッッ····ーーー私達、何でバスローブ着てんのよ!」

「ぇぇッ!??」 ビックリして転びそうな子犬を置いとき、

私は冷や汗と膝の震えが止まらなかった。マズイマズイマズイ。

「もしかして、私達..昨夜、過ち犯した·········?」

まさかと思いながら、私はそう言わずにはいられなかった。

だって、ヤケに乱れている2人のバスローブ。

何か私達になきゃ、こんなコトにならなかったハズ。

ーー私はこの時、別の可能性を考えられなかった。

小村がとたっと転んでから、私は焦って足を動かす。









ガシャッ··










「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」


冷や汗がタラリ、と床に流れ落ちる。  

横には錆び付いた鎖。

重い頭を上げられなかった。











ーー ーー ー私達の足首が、ベッドの足に鎖で繋がれていた。
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