第5章 犬愛 <セカンドバージン 子犬系男子>
ドアを開けた瞬間、私はまず驚いた。
「えっ····!さ、最近のラブホテルってカラオケがあるんだ···!」
マイクが設置されているのを見て、思わずビックリしてしまった
「僕、初めて知りました······!」
「イライラしてるから私久々に歌ってみるわッーー!!!」
何故かテンションが上がって、ステキな椅子に右足を乗っけてシャウトしてしまった···。
「やっぱり、怪しくねぇかあいつら。」
「ンーー♪ったく、ドラマの見過ぎン!そんなコトよりボクを見てンー♪」
「きめぇ。というかちゃんと見とけ腐れ新人クソ野郎」
「分かったン、しんじんくそやろーは店長のコトをよく聞きますン!じゃあ、マークするン♪♪」
「あ? 絶対迷惑かけんなよ「大丈夫ン♪ 万が一、って時は逃げるからン! ビューン!」
「ッそういう意味じゃね「あ、店長どうしましたか?心配っすか?うへへ~?」
「いや、居なくなってくれた方が断然いいな···チャンスだ」
「店長酷いっすね~。」
「それがこの店の為だ。」
何が起きているのかも知らず。
「っは·····!!!」