第2章 同愛 <学生 百合 純愛 少し·····>連載中
声を出す間も無く、あっという間に押し倒された。
ガガタンッッッ 「っ······」
髪が乱れて口に入り、螺園ちゃんの表情は見えなかった。
だけど、どんどん顔が近づいてきているのは分かった。
こ······· わい·········
螺園ちゃんは同じクラスメート。 ただ、ただ、ただ···
それだけ。
恐る恐る目を開けた。 ·············あれ?
「ごめん!!! 本当にごめんなさいッ!! 痛くない!??」
普段強気な彼女とは到底違う、心底謝った顔だった。