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ホテルの事情[R18]

第4章 攻愛  < 男性教師 どS メガネ 恋人>



チーン。    

部屋の階についた。

いっそう緊張感が増す。    

私だけの。



廊下を歩きながら私は口を開いた。

「というか、さっきの落とし物って何?」

声をキツめにして先生、零をにらんだ。

「···まぁ、中に入りませんか」

やや強引に部屋の中に入れられ、零はドアを閉め鼻でフッ···と笑った。




「今から丁寧に教えて上げますよ?」




そう言って見せた笑い顔は、もう教師ではなかった。


「っ···は、そんなに知りたくないし。脱ぎな?」

声が震えるのを我慢して、威張った。

そしたら、クスクスッ··という声が聞こえた。み、見抜かれた··!


「教師にそんなコトを言うなんて·····、イケナイ娘ですね······。」

「恋人でしょ?一応。今日はその余裕の顔、乱してあげる。」


張り詰めた空気が漂う中、私はこの男の唇にキスしてやろうと零に近付いた。


「おやおや···、1週間前は声を高くして、泣きながら気持ち良さそうにしていたが········懲りませんねぇ。」

顔がカアア、と赤くなる前に、私は下を向いた。


「セクハラ発言するあんたの顔なんか、瞬時に見る気無くした。それに、焦ってるの? フッ···、生徒の私にキスされそうになって?」


早口になってしまったが、言い返してやったと顔を上げて零を見た。


「ええ·····、焦ってますよ。この前はキス宣言して、··結局·····、恥ずかしくなって出来なかった、可愛い、可愛いあなたに、まさか私に近付く事が出来たなんて····。焦ってます」


「な、なめてるの!?」  


「舐めたいですよ。」



またカアァ、となりそうになるが一瞬で止める。


零は、私が動揺するのを見て愉んでんだ。

人気者の顔がはがれれば、どSになるのが私の恋人。一応。

「さて········。」

ギシィ···と零は肘をついて横になった。

そして、その長い指で、ゆっくりとネクタイを緩ませ始めた。

「!!!(\\\)」

「····どうしたのです。今日は私を乱すのでしょう···?」


零は、挑発するように瞳を細ませ、妖艶な笑みを浮かべた。




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