第3章 糖愛 <オッサン 年の差 わちゃわちゃ 幸せ>
「ぅえええっ!?! イヤッ、ってエエエっ!??」
私は疑問を抱きながらも草樹のシャツを懸命に引っ張った
「まーまー何もしねぇから。」私はスケベジジィをギッと見た。
「こ、こここんなラブホテル···っなんて来てよくそれが言える!!」
少し涙目になって私は握っていた手をバシッと離した。
そう。私が連れてこさせられた場所は、ララッララブホテル···!!
「ホントに何もしねぇから。 行こうぜ」
「イヤッ! そんなこと言ってもイ・ヤ!!普通女の子
コンナトコに連れ込む···!??」 自分で言ってて恥
ずかしくなってきた。
「何だその顔···手ェ出して欲しいのか···?」
「!!(\\\)っな訳無いでしょ!!っ私帰るっ!」
と草樹に背を向けた瞬間、
ーーーグイッ 「········行くな」
「へっ、ヘェェッッ!??」ボッ!
いきなり腕を捕まれ、私の耳元で低く囁かれた。
「オネーサーン!!! アンタならウチでNo.1も夢じゃないよー!!」
「ナァ··俺と一発ヤってくれよぉ····!!!」
柄の悪そうな男の人達がそれぞれ綺麗な女の人に声をかけていた
のを見て、「ひぇっ··」と声が出た。 「いいか、ここらは······」
「あんな連中ばっかだ ···瑠々、絶対俺と離れるなよ···」
ドキンっ!!
「っ··」
ズルい。 だって表情が真剣で、私の事を考えて言
ってくれるなんて
·······嬉しくて何も言えなくなるっケド!!!
「犯罪でしょッ!? しかも·····コレが目当てなのっ!?」
と言ってホテルの前で自分の体を手で隠す。
「安心しろ。俺がそんな奴に見えるか?」
「見えるよっ!! 日頃からそういう人でしょっ!!」
と顔を真っ赤にして私は大声で言った。
____________________ソノ時
「ワァオン!!! 店長 サマサマ がホテルの前で女
の子涙目にさせてるン~!」