• テキストサイズ

ホテルの事情[R18]

第3章 糖愛  <オッサン 年の差 わちゃわちゃ 幸せ> 



こんな関係は早3年·······。


メロンジュースを飲むフリをして私は思った。


    


そろそろ私たち、恋人になんない!??!?





まだ 薄ら笑いを浮かべて震えている草樹にイライラしながら、頬を膨らませる。  

だって、3年も放課後一緒なのに·····ッッッ!!   

まだキス、なんて夢のまた夢のまた夢ッ···


あイヤイヤイヤイヤイヤイヤ!!!!!!!!  


し、したいななんて思った事無いケドッッ!!


「めんどくせーなお前の思考回路。······ところで、ウチ来ねぇか?」


「こ、声に出テ??!というか、·······スキ、でも無い女にそ、ソウイウ事いうのッッ!? このスケベジジィがッ!!」


バッ、と身構えると 草樹が少し顔を俯いた。

「え、あッ、あの「何一人で勘違いしてんだよ。 まぁいいや、ただ手伝って欲しい事があっただけだよ。」


半分呆れたような視線が当たった。 

「ッ····う!」




「···だが、」




そう言った後 私の頭をクシャクシャッと撫でた。




「ッ!」  

たちまち彼の顔が見えなくなって、顔が赤くなっていくのが分かって胸がきゅぅうん、となった。






「··周りの男には、気を付けろよ。」


いつも話の流れで言うこの言葉は、低い声がもっと低く、深い声になる。  

注意されている と知りながら、不覚(?)にもドキドキしてしまう。


そしてまたクシャクシャッとされて、髪が元通りになった。

撫でられる瞬間は、大きくて大人の指が当たり、お腹をワシャワシャされている犬のような、何か嬉しい気分だ。


「おい。」

「え、へッッッ?!? な、なぁに!?!」

気持ち良くてぼーっとしてたら、不意に声が降ってきて背中がシャキンッとなる!



「捲れてるぞ。 ··誘ってんのか?」





  
/ 181ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp