第2章 同愛 <学生 百合 純愛 少し·····>連載中
ーーー嗚呼どうか、どうか...
ガラクタになっても触れていて...
ずっと....
裸の私たちは、ずっと互いの肌を確かめ合っていた。
ーーーもう二度と、貴女を、この恋を離さないように...
「ねぇねぇ、瑠々ちゃんと螺園ちゃんって、付き合ってるの?」
机の下で手を繋ぐ、私たちにみんなが問いかける。
「うん...そうだよ?」
螺園ちゃんよりも先に私が肯定した。わぁっと、みんなが反応する。
それにも構わず私は微笑んだ。
「螺園ちゃんね、わたしを追いかけて九州のこの学校にきたんだもの...」
「ちょっとお瑠々ッ..!」
ばんっ!と机を叩いて螺園ちゃんが立ち上がる。
「なに?」
みんなが静まり返った中、私は気にせず首を傾げる。微笑をたたえて。
螺園ちゃんが、顔を真っ赤にさせた。
「な、なんでもない...、た、大変だったんだから、ここの高校の編入試験、合格するのっ..!」
そんな愛おしい恋人の瞳をのぞきこみ、さらに私は笑みを深くした。