第2章 同愛 <学生 百合 純愛 少し·····>連載中
その瞬間、螺園ちゃんの頬がボボボ、と赤くなった。
「ああン♪ ごめんごめんン! で、お部屋はどちらに致しますン?」
ちらっ、と少しだけその男性の方を見ると、すごく笑顔で、
ずっと目を閉じている風に見えた。
「····っ(ホッ···) ええと! じじゃあ、この部屋で!!」
「はいン♪ ごゆっくり~~~♪♪」
その男性は手をひらひらとさせて、螺園ちゃんは
足早に部屋へ向かった。
チーーーン。
エレベーターが止まる音がした。
ドッドッドッドッドッドッ······ と、無言で待っている間も 心臓の音は鳴りやまなかった。
私も、 ··················きっと彼女も。
そして大きいドアが開いた。
「っ············!!!!」
そこで目にしたものは、かなり驚愕する光景だった。