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ホテルの事情[R18]

第2章 同愛    <学生 百合 純愛  少し·····>連載中















あえぎ声って、どう、出すんだろう.....





「ん......っぁっ..........あっ...............」

瑠々は、私の手を、強く握りしめる。

私も、それに答えるかのように、負けずに彼女の、硬い手の肌を握り締めた。




彼女と私は、天蓋付きのベッドで、裸と裸で貪り合う。


天井からの白い布が、世界から2人を隠しているようで.....でも、透けているから、無意味なのだけど。



髪も、めちゃくちゃになって握り締められた2人...の手の上に広がっている。その時、お父さまに隠れてこっそり友だちと観た、ドラマのあのシーンみたい、と思った。ここを切り取ったカットだけで、2人がただならぬ事をしてると分かる...ずぶ濡れ。


私は、頭がぼんやりとしていた。自分がーーー彼女が、こんなに爛れた関係になってしまった事、認めたく、無いから。


彼女の顔が見えない。見えるのは、彼女の黒い黒い髪の房と、ドアップの左頬と耳だけ。



ヂラヂラと、ヂラヂラと.....。


それが揺れるのを、これは、ドラマなんだ、と、腐って甘い現実にふと帰りながら、そう、思い込もうとし続けた........。




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