第2章 同愛 <学生 百合 純愛 少し·····>連載中
「!!!!!!!!!」
『だめぇっ...♡私はそんなつもりじゃっ...あ、ああんっ...♡』『何言ってんだよ..もっと腰を動かせ....』
ちなみに上記の音声が流れている間、私はずっと音声の出所を探し出しスマホを手に取って1、2回落として人差し指と中指2本使ってやっとアダルト動画を止まることに成功した。
「.........」
気まずい。
は...
もじもじもじっと、太ももを高速で動かす。
恥ずかしい.....っ!!!
涙でそうになった。
(ちなみに作品の内容は、家庭教師男女モノだ。この説明だけで、中身は大体お察し頂けただろう。そして、ダウンロードした作品が何かの誤作動で発動してしまったらしい。)
「瑠々...」
ビグッと、肩を震わした。顔は真っ赤だ。
彼女の言わんとしている事は分かる。貴女もこういうモノを見ているのかって。そして、それもーーー男女のモノなのかって。
それは..相手役の女性の体型が、きっとーー螺園ちゃんに似ていたから。
「1回、手を洗ってきていいかしら...?」
螺園ちゃんなりに気を使ったのだ。
「う、うんいいよぉ....」
最後謎に母音がついてしまった。相当私は焦っていたみたい。
「えっ泊まらない...?」
「うん、ごめんなさいね、瑠々。」
戻ってきた螺園ちゃんは、若干こちらと目を合わせないようにしている。
「実は、ホテルを予約していたの。」
「ちょっと待って...!」
と、帰ろうと車椅子を動かし始めた螺園ちゃんの腕を掴んで、ハッとした。ーーー細すぎず、でもなんと上品な腕の肉感なのだろう。
「あの..ごめんなさい....なんで家に来てくれたのかだけ教..「あっ..!」
それは一瞬だった。
顔を真っ赤にした螺園ちゃんの白い髪が広がったその時ーーー私は、車椅子ごと、彼女と崩れていった。
派手な音が鳴り響く。
「.......」
お互いがお互いの近すぎる顔を見つめ合っていた。
「んっ..、んぁっ...!」
と、螺園ちゃんが小さく悲鳴のような声を出した。ーーーーハッとする。私の手が、ちょうど彼女の脚と脚の間にーーーー下着の上から、生暖かくて柔らかい、湿ったようなもの
「ごめんなさいっ...!!!」
顔を真っ赤にして叫ぶ私を、何故か、彼女は優しく見つめ出した。