第2章 同愛 <学生 百合 純愛 少し·····>連載中
「.......」
私は、ベッドに横になって、ごらんとしていた。ふと、太ももをもじっと動かす。
“レズ風俗"、か...。
私は無言で、キャストの女の子一覧とかかれた、ピンクのページを永遠にスクロールし始める。
「瑠々〜!?」
びぐっ!と私はそのまま反応し、その場にうずくまった。
「...なに?」
自分の声色が変わってないか、それをとても恐れて。
「ご飯できたよ!すぐきなさい!「はいはい..」
自分でもこの言い方はらしくないな、と思いつつ、母親のせいにしてしまうところもあった。ベッドから体を起こし、座った状態になる。
こういう、特に.....アダルト関係の時に話しかけられたら、誰だって嫌でもガサツな性格になると思う..。そう思いつつ、私はドキドキとビックリした胸をおさえる。やっぱり自分は小心者なのだ。
「..」
一瞬、素直にリビングにいこうとしたけど、なんかやめといた。その前に、お気に入りの女の子を探しておこう。
「..........」
こんな事、してるの、私だけなんだろうな..。
思い出す。
想い出す。
あの日の事。あの日の螺園ちゃんだけは、とても白く美しくーー私の為だけに都合良く作られた天使のようだった。
そんなに昔の出来事ではなかったけれど、遠い昔過去の夢の内容のように思えた。
また、太ももをモジモジさせる。
罪悪感が全く無いわけではない。それはもちろん、心の中に好きな人がいて、こんな事やっちゃっていいのかって。
でもーーー。私は螺園ちゃんとは違う。
私は同性愛者のようだから、女の人に欲情するし、この風俗の女の人たちにもムラムラしたりする。
「...」
部屋着のぼろの黒いパーカーも相まって、現実的で、こんなガサガサした部分の私を彼女に見せたくないと思った。
私はベッドに横になった。
...そうだった、もう会えないのに。
螺園ちゃんはこうなった場合、どうするのだろう。遊びそうに見えるが、意外と顔を真っ赤にするタイプで、結局こういういかがわしそうなお店には行かないのだろう。それに彼女は、誠実だからーーーーー
誠実?
はっ、と心の中で鼻で笑った。現実だと自分でも怖くてできないから。
私を"いじめて"?
..もう忘れるのだ、うん、忘れた方が良い。
ーートン、トン、トン