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ホテルの事情[R18]

第2章 同愛    <学生 百合 純愛  少し·····>連載中










「.......」


私は、ベッドに横になって、ごらんとしていた。ふと、太ももをもじっと動かす。

“レズ風俗"、か...。

私は無言で、キャストの女の子一覧とかかれた、ピンクのページを永遠にスクロールし始める。

「瑠々〜!?」

びぐっ!と私はそのまま反応し、その場にうずくまった。

「...なに?」

自分の声色が変わってないか、それをとても恐れて。

「ご飯できたよ!すぐきなさい!「はいはい..」

自分でもこの言い方はらしくないな、と思いつつ、母親のせいにしてしまうところもあった。ベッドから体を起こし、座った状態になる。

こういう、特に.....アダルト関係の時に話しかけられたら、誰だって嫌でもガサツな性格になると思う..。そう思いつつ、私はドキドキとビックリした胸をおさえる。やっぱり自分は小心者なのだ。

「..」

一瞬、素直にリビングにいこうとしたけど、なんかやめといた。その前に、お気に入りの女の子を探しておこう。

「..........」

こんな事、してるの、私だけなんだろうな..。

思い出す。

想い出す。

あの日の事。あの日の螺園ちゃんだけは、とても白く美しくーー私の為だけに都合良く作られた天使のようだった。

そんなに昔の出来事ではなかったけれど、遠い昔過去の夢の内容のように思えた。

また、太ももをモジモジさせる。

罪悪感が全く無いわけではない。それはもちろん、心の中に好きな人がいて、こんな事やっちゃっていいのかって。

でもーーー。私は螺園ちゃんとは違う。

私は同性愛者のようだから、女の人に欲情するし、この風俗の女の人たちにもムラムラしたりする。

「...」

部屋着のぼろの黒いパーカーも相まって、現実的で、こんなガサガサした部分の私を彼女に見せたくないと思った。

私はベッドに横になった。

...そうだった、もう会えないのに。

螺園ちゃんはこうなった場合、どうするのだろう。遊びそうに見えるが、意外と顔を真っ赤にするタイプで、結局こういういかがわしそうなお店には行かないのだろう。それに彼女は、誠実だからーーーーー

誠実?

はっ、と心の中で鼻で笑った。現実だと自分でも怖くてできないから。

私を"いじめて"?

..もう忘れるのだ、うん、忘れた方が良い。

ーートン、トン、トン



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