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ホテルの事情[R18]

第13章 学愛  〈 ?? 連載中〉






..ホテル内のバックヤードの事だった。

「もー!勘弁してっ!下さいよっ!店長ーっ!」

腰に手を当て抗議し始めたのは、ホテルのとあるバイト少年だった。

ギシッ..と鉄パイプの椅子を鳴らし、

「.....?」

と、店長は座ったままバイト少年を見上げた。

「刺された例の事件後、すぐ病院に搬送されたんですよねっ!?ーーー何ですかアレッ!」

ビシッ!と、バイト少年は、壁に張り付けられてあるシフト表を指差した。

どうやらバイト少年は、数ヶ月前までめくって見返していたらしい。

「店長、何呑気に翌日に出勤してきてるんですか..!?」

「ああ..そうだな」

と、店長は頭の後ろで手を組んだ。

「ああ..そうだなじゃないですよ〜っ、それにまだ犯人捕まってないんですよ、怖いですよぉ〜っ!」

「そうか?まぁ多分...酒か何かで羽目外したお客様がグサッとしたんだろうな、俺を」

どこか呑気に構える店長の前で、バイト少年がガタンッ!と立ち上がった。

「とにかく、店長ちゃんと入院して下さいよ!店長の代打候補はちゃんといるんですから!」

しかし、店長はというと...

「まぁ...今生きてるからなんとかなるだろう」

だった。

「...店長がそう言うなら、まぁ後は何も言いませんけど..」

その瞬間、店長は一瞬押し黙る。

「...?」

そのまま、男子更衣室へ向かおうしていた。

「店長?」

「悪い、早退する」

「え?」

「今、ぱっくり傷口が開いた」

店長は真顔のまま、彼を振り返った。

「言わんこっちゃないじゃないですか!てゆーかなんでそんな真顔で言う!?」

再入院ーーーーっっ!と叫ぶ、バイト少年の周りに、他の従業員たちが集まってきた。

店長は再入院をし、今度こそ傷を完治させてまたホテルに戻ってくるのだが..

それはまた、後のお話。




ーーーーー時は、数ヶ月とその少し前。


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