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ホテルの事情[R18]

第2章 同愛    <学生 百合 純愛  少し·····>


「あ、···り···がとう·····っ··!」

そう言って貴女が見せた顔········


涙を流しながら、笑っていた。「ッッ····!!」


美しかった。  

可愛らしかった。   

そして··········









恋に落ちた。




瞬間、訳が分からない衝動に駆られた。


「うッッ······!!」


その涙を拭いたい、抱き締めたい、貴女に触れたい··········ッ!!!



と思った時には、遅かった。     


«あなたに蹴られて、女の子達が笑いながらこっちに来るのが見えた。  でもそんなの、どうでもいいの。»







そう。   


私はその訳が分からない衝動を押し殺す為に、





ッッ········それだけの為に、貴女を傷付けたのよ······ッ!!!







«最後に書きたいの。 貴女が好きって。 燃やされてこの世に無くなってもいい。»




私は最低だ。       


人間のクズだ、ゴミだ。


昔の私、あのこがどんな気持ちでこれを書いたと思う?





«この気持ちを、ここに残していきます。

 大好きです、大好きです。 

 曲がらない貴女が

 大好き。本当です。  

 大好きなんです。  

 どうしようも無い位。»





後半につれて どんどん大きくて丸いシミが増えていた。


そのシミに負けない位大きい、涙がぼとぼとと重なっていく。











«さようなら。   

 私は九州に転校します。

 今から行ってきます。    

 どうかお元気で。»









「ゥッ···、ひっくッ···! ああ、あぅッッ··、ひっくッッ···!」


声を抑える事が出来無い     


泣き崩れた




この手紙は 何度何度何度何度こうやって涙の粒を落としても


もう叫んでも伝わらないということ






もう届かないということ







それを示していた






















もう 瑠々の顔さえ見ることが許されない








とその時、




 

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