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ホテルの事情[R18]

第2章 同愛    <学生 百合 純愛  少し·····>


「エッッ···········?」

もしかしたら、私はわざと声を上げたのかもしれない。

愕然としながら、もう一人の私は呟いた。






·····分かりきってた事じゃない、

·····························最初から。






«今はもう、この手紙はビリビリに破れて、ごみ置き場にあるだろうけど、···················もし。»














彼女が一晩だけの、偽りの関係だと、思ってた事位。







«1000京年に一度の奇跡があって、 この手紙に0.1秒でも、 もしも目を通していたら»






知っていた。


早朝、もの音がして、その正体はもしかして、


瑠々じゃないかということ位。 


いや、心のどこかで確信していた。






«あの

 愛に溢れた夢を、

 覚えてて

 壊さないで

 欲しい。

 嘘だけれど、

 貴女に

 気持ち悪いモノを

 観察するような

 目で見られても

 全然構わない。 

 嘲笑されても、

 また明日

 小学生の頃のように

 ぶっても

 蹴っても

 構わない。 

 から、












どうか、どうかあの一晩はあったことは嘘にしないで·····!»













··覚悟していた事じゃない。今の私じゃなくて、



小学生の頃の私を重ねられる事位。











肩が微かに動くのが分かった。









«あとあの時、私を認めてくれて、貴女は私の手を握った。その時、夏だったのに、手が冷たかったのは、»







「何螺園!! 最近あのこ庇いすぎ! フン、アンタもあいつと同じになりたかったんだ~~!」


彼女は、女子トイレで、6人位の派手な女の子にかこまれ、汚水を掛けられながら、必死に歯を食いしばっていた。


「アンタも所詮、ゴミ以下だもんね~?」

そして彼女を思いっきり蹴っていた。ドガン、と彼女は倒れた。




「···やめて欲しい?」








 



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