第8章 執愛 〈 監禁 優男成人S 女子高生 〉
ーーーーキィィ。
「お客様ン?」
男はその、色気のありつつ、爽やかな顔だけドアの間から出した。
「あ、このホテルにいるのも3週間目ですよね、ーー今回も延長でお願いします。」
カウンター人の笑顔の圧力に負けないくらいの笑顔で、その男は言った。有無を言わさず、というやつだ。
「分かりましたンー、店長ンに言っておきますねン!」
それだけ確認すると、ホテルのカウンター人はふんふんと鼻歌らしき歌を歌って去っていった。
それを最後まで見送りーーー、
男は、舌舐めずりをした。