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ホテルの事情[R18]

第7章 同愛 2     <学生 やおい 純愛 短編>


「なるほど..。なぁ、瑞木。お前なんでそんなに過剰防衛してんだよ。そんなんさして気にするレベルの事じゃねぇだろ。」

「夕、お前、...何が聞きたいんだ?」

「何か理由があんだろ?..瑞木。"そう"思われて、困る理由がーー..。」

「..」

「夕、おまえ〜〜〜..」

「.....」

「俺に、何を、言わせっ....」

「......」

「夕......」

「.........」

「..........瑞木、.そんな近くでまじまじと見つめられても、改めて困るな。肩掴む力痛いぞ」

「ッ..!俺、俺は、ずっと...」

「...」

「ーーーーーーー夕」

「...その先は言うな。」

「なっ、..!なんでだよ、夕!お前が聞いてっ..」

「無理、すんな。」

「は..?」

「....この際だからハッキリ言うけど、瑞木、お前その先を言ったら、俺の返事によって友達でさえいられなくなるだろ?お前は。」

「......夕.........」

「今なら俺は、瑞木から何も聞いてないし、このまま友達でいられる..」

「.....」

「ごめんな、瑞木...」

「夕..「あ、ごめんなってそういう意味じゃねぇよっ..!?」

「俺、さ。確かに誰かを好きになった事はあるけど..でも、まだ分からねぇんだ。」

「は..?夕、それって、どういう..?」

「この先誰を好きになるかだなんて、分からねえって事だよ。...俺の体は反応した訳だし♡?」

「..........」

「ま、これ以上はよそう。何事も可能性は0じゃない。だから瑞木、..待ってやるよ」

「待つって..俺がこの先、お前にどういう行動を起こすかっていう..?」

「まぁ、具体的には言わないけどな、瑞木、お前から何も聞いてない身だし。俺はまだ、瑞木と友達でいたいんだよ」

「....」

「そうだ、俺はわがままなんだ。」

「...ふう〜ん、そお?♡♡じゃ、遠慮なく夕ッ!」

「いつもの調子に戻りやがったな。瑞木、お前ラブホ内で俺に気をつかってるつもりだっただろうけど、途中から結構割と本能むき出しだったぞ」


















「どうだったン???成果はン!!!♪」

ホテルのカウンター人は、男子高校生と思しき集団の中の1人に声をかけた。

「いやまぁ、...少しは進みましたッスよ」
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