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ホテルの事情[R18]

第7章 同愛 2     <学生 やおい 純愛 短編>



「瑞木...」

と、だらっとヨダレが垂れた。慌ててぬぐう。俺は尻を突き出した状態から立ち上がった。

「あーーー」

それは、どちらが言った事だろうか、でもすぐに、その言葉を言われるのが終わった。ーーばたんっ!!

「俺っちも!トイレさせてよぉ!!」

瑞木の友達たちの1人が、股間を押さえながら白い便器へと進む。

「っ!!」

俺は、俊速でズボンを上げた。...大丈夫。こいつはタッチの差で、便器しか見てなかった。

下着の中で、俺の穴の内側に瑞木の体温が残ったまま、ぐじゅ..っとローションが微かに音を立てた。




「ハァッ、ハァッハァッ....!!!!」

部屋に戻ると、裸の男たちが3人が横たわっていた。


ーーーーこいつら、こんなになるまで、ヤッたのか..。

俺は愕然しつつ、瑞木を目の端でチラ見する。

「..........」

すると、後ろから。

「わおっ!!!瑞木!!!」

「!」

瑞木が、トイレから戻ってきた奴に、イキナリ服を引っ剥がされた。

「ちょ、オイ..!」

と、止めようとした俺をも構わず、ソイツは瑞木の体をまさぐり始める。

「おいっ..やめっ..」

と、瑞木も拒もうとするが、乳首などなんなど触られまくり、その内息が漏れてきた。

ーーー瑞木、結局お前は、俺以外に触られても反応するのか。

芽生えた気持ちについて、微かな違和感を感じた。でも、ただ、それだけ。

「はぁっ...!」

瑞木に馬乗りし始めたそいつは、トイレの時気づかなかったけど、上半身裸だった。

ーーーーーー暗い、暗い部屋の中で、5人の男たちの肉体が倒れていた。個々の体から汗が流れ出している。





瑞木。

俺はふと思った。

それとも、コイツは、最初からそのつもりだったのだろうかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。









 
「ぎゃははっ!見ろよ瑞木!」

「まじウケんな夕ッ!」

俺たち6人は、今日も仲良しこよしの男子高校生共。

瑞木はあれから、俺にベタベタとくっつく回数が極端に減った。「えーやばくねこれ!?」

だからといって、この関係は壊れるはずがない。


でもふと、俺は、1人、部屋にいる時に、瑞木のあの生脚画像を眺める時がある。

俺は、壁によっかかり、1人悶々と、それをじっくり見続けていたーーー。


【完】
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