第7章 同愛 2 <学生 やおい 純愛 短編>
「ハイハイはいハイーーー!!!!」
突如始まった乳首触り大会。いますぐ退会してぇ...ッ!
「ほらほらよいではないか、よいではないの..♡」
「だ、だめだってやめろって..!」
お。
俺以外にも、ちょっとこういうハードめなやつちょっと拒否る奴がいた。そいつが触られる側だった。ちなみにこのグループの中では1番女顔してる。
しめた!これは切り札だ、嫌って気持ちを全面に押し出して、2人で抗議して押し切ればーーー!
「あっ..、嗚呼っ....!」
と、女顔のそいつは目を細めて、一瞬官能的な声を上げたーー。
まだトップは触られてないのに、ふざけられて乳首の周り(全然ギリギリとかではない、腹触ってるんじゃないかって勢いの、でかめの円)をフェザータッチされただけなのに。
こいつは、もう、いかんーーーー!!!!!
と、ハイテンションブチ破ってる周りの奴らも流石にお、おお..みたいな反応になる程だった。男子高校生のむさくるしい空間。
「ほれほれほ〜れ♡♡まだまだ触らないゾ〜♡」「早くさわれっ..んんっ、はぁっ..ハァ...!」
意図してかしてぬか息があがってきてしまう女顔のそいつ。
だからマズイってーーー!!固唾を飲んでその様子を見守る。
だが、触る側の奴はなおもふざけ続け、乳首を触ろうとしない。周りを大きめに、ぐる、ぐ〜る、とヒヒヒヒ笑いながらいやらしく擦ってゆく。
「や、め、ろって..!「ぎゃばばばば!!!!!!!どう???」
それに抵抗して女顔の奴は上半身をのけぞったり激しく動かしたりするけど、それがやたら、俺の目には、すごく艶かしい動きにしか見えない。
「もぉ待てないの?♡♡じゃ〜〜〜」
と、ついに奴はぐりぐりっ!と乳首を触った。「ぎゃっ!」と女顔のそいつは一瞬驚き、その後固まった。その後も休む事無く、さすさす..と触られていた。
「え?どう?どうヨキモチィのか!??」
と、他2人はもう前のめりになって感想を聞いていた。
「いや、そんなことは、なっ..」
と、そこから少しの間があった、その間にまた、そいつは目を細めてーー
「いや、..きもちぃ..」
「!!!」
俺は雷に打たれたかのようにまともに驚いてしまった。「ええマジ!!?マジでぇ!?「イけーー!!限界、までっ!触れーーーー!!!!」