第7章 同愛 2 <学生 やおい 純愛 短編>
そしてその後も、みんなちょっと不満な声があった。でも瑞木は機嫌悪そうなところ自分たちが強引に引っ張る形になってしまったので、みんなそれで納得した。俺はそんなみんなの様子にホッ..とする。
待てよ、俺も王様になった時それ言えばーーー、と、
「よしっ!王様ゲーム、次から同じ命令使っちゃダメだぜ!」との謎の新たなルールが出来てしまったので、俺は漫画のようにその場でずっこけた。
それで、恐るべき、次はーーー。
「王様だ〜っれだー!!!!」
ばっ!と目を血走りさせつつ棒を見たけど、そこには4という数字があるだけだった。
みんな、あ〜っ!!!また王様になれなかったよー!!と、ベッドをバンバン叩き、自分が王様になる事だけ意識してるみたいだった。でも俺は、
ーーー次の王様の命令される番号はなんだ!?4、いきなり4はないよなぁ?ましてや、その、瑞木とだなんてだったら....まっぴら嫌だぞ!!!??
って、気が気でない。余裕なくなり普通に瑞木をギラッとした目で見てしまったけど..瑞木はすんとした無表情だった。さっきの命令が通じたからか、さっきより機嫌は良さそうになっている。
「おれっちだよオレッ!」
と、1回目の王様とは違う奴が王となった、そこで一瞬周りの男らがうぇいうぇいひんひん盛り上がりを見せる。
いーーーから早く!!!!早く言え!!!!!!!!今だけはこいつらを呪いたい。
「俺、さぁ、」
と、今回の王さまは、いきなりロートーンで、タバコを吸ってる時みたいな顔をし出した。勿論そんな経験俺たち1度も無いけど、そんな事はどうでも良い!俺は手に汗握りしめて聞いていた。
「乳首って、気になるんだよねぇ....」
と、また訳の分からない事を言い始めた。「.....は?」
「よくボク達が日頃よく鑑賞している18才未満閲覧禁止のビデオでは、女性はきもち良さそうにしてるけど」
ここで、また1段階強い無表情をそいつは見せた。
「男でも、イイ、て、思うのかなぁ..?」
・・・。
「はぁぁぁぁぁ?!!!!」
と、ここでとやはりまともに驚いたのは俺だけで、周りのみんなも同意したようにザワザワし始める。わかる...わかるぞ....気になってはみたけど自分では踏み込めかった....みたいな。
「お、おい...!「3番が2番の乳首を限界まで触るッ!!」