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ホテルの事情[R18]

第7章 同愛 2     <学生 やおい 純愛 短編>




「ウオッ!」

と声が出たわずかな間、ーーみるみる内にその男たちがのしかかったタワーは崩れた。

「ああんちょっとぉ..」「!」

間接照明のせいか、1番下にいる奴の服が少し乱れ、むきでた肌は艶やかに見えた。

面白がって、ウゴウゴとした上にのしかかってる奴らの動きは止まらない。

腰を全速力で振る奴もいた。「お、おい..!」これには思わず俺も声が出た。

「あん!あん!あん!あん!..ってちょっ、バカどこ触ってんだよ!!!!ちょっ..」

と、全身に複数人のキスを浴びるだけではなく、秘部も容赦なくしごかれていた。

「んぁっ...やばっ....やめ、んっ...」

という、やめろよ!!!!という罵声の間に時折混じる何かしらの聞きたくない声まで聞こえてきた。「おいちょっと!!!」

と、1番上にのしかかっていた奴の腕をつかみ、とりあえず静止させる。

「ま、..まだ王様ゲーム残ってんだろうが、みんなでやったら意味ないだろ」

と、最もらしい台詞を吐いたら、ちぇ〜、といった色合いでとりあえずみんな離れた。ホッ..とする。瑞木はまるで一連の流れを見てなかったかのような態度を見せた。つまり、ずっと顔を背けていた。

「 王様だ〜〜っれだ!!? 」

と、休む間もなく次の開始された。次は何が来るんだ何が来るんだ、俺が王様であってくれ!!!と、心の中で何故か叫んでた。

するとーー

「ハイッ!!」

みんなで木の棒を取り合うと、ーーー色がついた棒を持ってるのは、瑞木だった。

途端に、みんなの動きが一周静止する。

「あ...」

き、きまずい..。悪ふざけピーク中とはいえ、みんなも瑞木が多少なりとも不機嫌なことを知っていたから、ど、どうなるんだ..?と、空気がずしんと重くなった。

ややあって、瑞木が、その口を開く。

「.................1〜5番が王様になった時の命令を、好きなターンの時に、王様はムシできる。」

と、静かに、でも堂々と瑞木は宣言した。

「ええ〜っっっ!!!それってアリかよ!?」「ブーブー!!」「古くね!?その表現「えっ古いのマジ!?「別に古くはねぇだろ」と、案の定不平の声が上がったので、

「なんだ?番号ちゃんと言ってんだろ番号。

ーー王様の言う事は?」

と、これ以上ない凄みで瑞木に睨まれた時、

「絶対デス!!」

と敬礼。
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