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ホテルの事情[R18]

第2章 同愛    <学生 百合 純愛  少し·····>連載中





「貴女が好きっ··········!!」



この想い。    


返答が返ってくる前に 目の前が真っ暗闇になった

彼女の少し震えた指が 私の後頭部に もどかしく  触れる

私は 抱き締められていた

 






真っ暗闇の中 凍った雪みたいな白い 彼女の髪の甘い 香りに






膝の力が抜ける程  溺れた······· 




私は長く、細い彼女の指に捕らえられた。











さっきの言葉·············  嘘でもいいから····




今夜、······だけは··························。






私たちは 絡める、慣れない指の繋ぎ方をしながらも 

お互い離れようとしなかった。








私が走って逃げたので、再びエレベーターに乗ってい

る際も、なんだかとても眠い時の様な、くらくらする

ような目眩に襲われた。

無言だったが、溶かしかけのチョコレートみたいな

雰囲気は、階を重ねる度に徐々に固まっていった。


ここにきて、羞恥心が芽生え二人は緊張し始めた。


「っひあああっ!!!」







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