• テキストサイズ

ホテルの事情[R18]

第2章 同愛    <学生 百合 純愛  少し·····>連載中





「貴女が好きっ··········!!」



この想い。    


返答が返ってくる前に 

目の前が真っ暗闇になった

彼女の少し震えた指が 

私の後頭部に 

もどかしく  触れる

私は抱き締められていた

 






真っ暗闇の中 凍った雪みたいな白い 彼女の髪の甘い 香りに






膝の力が抜ける程 溺れた······· 




私は長く、細い彼女の指に捕らえられた。











さっきの言葉·············嘘でもいいから····




今夜、······だけは··························。






私たちは 絡める、慣れない指の繋ぎ方をしながらもお互い離れようとしなかった。








私が走って逃げたので、再びエレベーターに乗っている際も、なんだかとても眠い時の様な、くらくらするような目眩に襲われた。

無言だったが、溶かしかけのチョコレートみたいな雰囲気は、階を重ねる度に徐々に固まっていった。


ここにきて、羞恥心が芽生え二人は緊張し始めた。


「っひあああっ!!!」







/ 181ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp