第7章 同愛 2 <学生 やおい 純愛 短編>
「ぁアッ.....」
つい、変な声が出た。その途端、周りに変な目で見られてないか、かぁっと顔が熱くなった。
というか、なんだこれ、目の前がぐらぐらする。
体が熱い、..具合が悪い、たぶん。
俺、多分吐く..?わからねぇ、とりあえずこいつらに迷惑かけらんねえから早く、早くトイレ行かなきゃ。
俺はユラユラとトイレに向かった。あ、それと一応緊急事態の時用連絡するために、スマホスマホ、とすごく具合が悪い感じ?がするのに、俺は急いでスマホを取ってトイレに駆け込んだ。側から見てたらすごく滑稽な動きをしてたと思う。でも何かがヤバイ、と俺は確信し、早くこいつらから姿を消したかった。
瑞木がその時、こっちをチラッと見た気がしたが、ーーーうん、多分、見てた。瑞木は特に俺に何も言わず、そのままでいた。
「うううッ..」
トイレに入った後、俺は確信した。.
......下半身が、なんか、かなり、疼いてる...
「ーーーーーハァ、ハァ、はあっ.........ッ」
顔は熱が出た時みたいに真っ赤になってて、結構張り裂けそうだった。汗が、すごい。
これをどうしなきゃいけないかというのは、直感でわかっていたが、俺の脳はそれを拒否した。ブルブルッと体を震えさせ、俺はトイレの上でうずくまった。
なんでこうなってしまったか、なんて考える余裕ないほどに体はーーー。とにかく、余裕が無かった。俺はその場でしばらくうずくまっていたつもりだったが、それも厳しい。
ああ!そういえば、いつまでもトイレいたら瑞木とそのスマホのなかの男たちが心配して駆けつけるし、今の俺の体の状況を見られたらーー、恥ずか、しい..。
..恥ずかしい、という事は、"答え"を認めたという事だ。
「ちっ..あ、はぁっ..ハァッ..ハァッ..んうッ...!!」
..さっさと終わらせちまおう。
俺はチャックを下げた。
もう、モノはすごくでかく勃っていた。
「あっ、ぁぁッ.....!」
人差し指がちょん、と触れただけで、肉棒全体に電流が走ったようだった。
「嫌ぁ...やだ....ぁあっ...ハァ、ハァ、はぁ....ハァッ...」
自分で自分のを触ってるクセに、情けなく、女の人みたいな声を出してしまった。涙が流れ落ちる。よれよれと、身体に力が入らなくなってゆく。
俺は覚悟を決め、