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ホテルの事情[R18]

第6章 謙愛    <学生 格好良い ハジメテ同士>




チュンチュン。


「..........朝。」

起き上がろうとしたら、ズキッと痛んだ。

「う...」

その痛みに少し苦しみつつも、大好きなこの人と、

結ばれたんだ...と実感した。彼は、スウスウと寝

ている。昨日のあの緊張感が嘘みたい。

「フフッ、ちょっと口がにやけてる..」

半裸の彼に、急に少しだけ甘えたくなって、ブラも付けずにだきついた。そして、ちょっとしてから離れた。

たしかに、涙か出る程痛かった。だけど、彼は痛く

ならないように極力してくれたのが伝わった。恥ず

かしさよりも、ああ、彼に愛されているのだな、

と思うと少しの間、我慢出来た。

「アンアン言ってるアダルトマンガとかちょっと過剰表現だ..」

実際は、痛くて、とにかく痛かっただけ。お互い

初めて同士だったから、余計にそうだったけど多

分そうだと思う。

「それに、そんな上手にできる人じゃないし。」

ヘブシッと彼がクシャミをした。あ、やばい、聞かれたかな..?

「........くかあ....」

「フフッ」

一瞬起きて、一瞬で寝た。

こんなに満たされてる時間はあったのだろうか。以前も、そういう時間はあった。だけど、結ばれて、さっきみたいに、また積極的になることもできて、恥ずかしさの抵抗が無くなった。

「好き。」

寝ている彼の唇にチュッとキスをする。

「んはっ!?って瑠々!?」

バババッと唇をおさえる彼。まだちょっと寝ぼけてるみたい。

「寝ている時に襲うなよ〜、普通、逆だろ...」

とぶつくさ言う彼に、ちょっとムッとしつつも、

「あなたが消極的過ぎるの!」

と、急いでブラをつけて、私は服を着る。

「えーもう着ちゃうの..」

と、なぜかちょっと甘えモード突入したらしい彼は、私をぎゅっと抱きしめた。

「ちょっと、邪魔だから一旦離れて!」

と、いってふぁーいと彼も服を着始めた。この空気は、ものすごいいいけれど、そろそろ帰る準備しなくちゃ。


「ねえ、これからも、よろしくね」

私は、なんの抵抗もなくそう言った。

「素直でかわいいな、瑠々。」

と、不意に私達はキスをした。そして、彼は私をベットに押し倒してーーーーー

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