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ホテルの事情[R18]

第6章 謙愛    <学生 格好良い ハジメテ同士>



「.........」


「.........」

部屋に入ってからの私達は、無言だった。

「お風呂先に入るね...」

「うっ、うん!」

なぜか大きな声が出てしまった。


シャアー..

彼が先に入って、私はその次にお風呂に入った。

ああ..今から裸を見られるのね..!

あらためて自分の裸を鏡で見る。ニキビとかは撲滅

したし太ってないし大丈夫、だけど..やっぱり恥ず

かしいし、不安。

やっばり、平均的な体で、自分の体に女としての魅

力があるのか...?


それと、はじめてはすごい、痛い....らしいし。

不安、怖い....。

体と髪は一通り全部、隅々まで洗ったから大丈夫。だと思う...

お風呂からあがる。


「あ、あがってきたんだ..」


髪が少し濡れて、彼が色っぽく見えた。


私は彼にキスをした。彼がベットの上に倒れた。


「相変わらず積極的だな、瑠々....」

「き、緊張してるだけよ」

「俺も....」

今度は彼が私の体の上にゆっくりと回った。

そして、私の服を脱がす前に、彼は私の体中に軽くキスをした。

「ふふ..あなたも震えてる」

「ごめんな、カッコ悪くて...」

彼が真剣な瞳だった。私は、その顔を心底愛おしいと思った。

「カッコ悪くなんてない。あなたはあなたなんだから..」

「瑠々...好きだよ。」

そして、私達はまたキスをした。どちらから先にキ

スをしたのか最早分からなかった。


「私も..............」




彼は、震える手で、私の頰をなぞった。



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