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POLLUTE【BLEACH】[R-18]

第18章 18.6/17 op.2


四番隊舎 そこでひっそりと、ある人物を見つめる少女がいた。
「………はあ。」
見つめる先の人物の美しさに、少女は溜息を吐く。
卯ノ花隊長と話をするその人物にどのタイミングで声をかけようかと迷っていた直後、背後から声をかけられた。
「雛森」
「っひぁあああ!?ひ、日番谷くん!?」
「日番谷隊長だ。」
そう言う日番谷に、雛森は声を荒げた。
「突然気配もなく背後から声をかけないでよぅ!!」
「雛森副隊長!廊下では静かに!」
四番隊の隊士にそう怒られ、雛森はごめんなさいと謝る。
その様子を見て日番谷は怒られてやんのと笑った。
「そ・れ・よ・り・も!なんで日番谷くんがここにいるのよ!?」
「なんでって、んなの決まってんだろ。」
視線が先ほど見ていた人物へと向けられる。
するとその人物はにこっと笑い、左手を手招きした。
途端に雛森の顔がパッと明るくなる。
「臨先生!」
「雛森副隊長、お久しぶりです。それに、日番谷隊長も。いつのまにか隊長になられたのですね、おめでとうございます。」
「お久しぶりです臨先生。ありがとうございます。」
そう礼を告げる日番谷の顔がほんのりと赤くなる。
その様子に雛森はニヤニヤすると、何ニヤニヤしてんだと日番谷に怒られた。
「臨先生!いつまでここに居られるんですか?」
「いつまで……と言われても、実はもう現世に戻らなくてはいけなくて。」
「「えっ」」
二人の声が重なる。
それに臨が苦笑いすると、雛森は残念そうな声をあげた。
「いっぱい話したいこととかあったのに……」
その様子に臨の目が優しく細められる。
「空座町が重霊地から外れたら、私も正式に尸魂界に戻ってきます。その時に一緒にお茶でもしましょう。」

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