第241章 380.Devil,Devil,Devil,Devil
「……良く考えて喋る事だネ…………解析した ということは、黒腔を途中で閉じる事もできるという事だヨ……!
「それは流石ですね」
卯ノ花が臨に手を掲げ 回道をかける。
「全快とまではいきませんが」
「……ありがとうございます」
霊力が 辛うじて動ける程度まで回復すると 卯ノ花は一護へと視線を向けた。
「臨さんは真っ直ぐ、尸魂界へと向かってください。黒崎さんは私と共に現世へ」
「!」
「待ってくれ卯ノ花さん!」
一護が制止の声をあげる。
「あのヤミーって奴は強いんだ!そりゃ白哉も剣八も強いのはわかってるけど……俺も残って3人で戦った方がいい!」
「思い上がるな 黒崎一護」
白哉の声が 静かに響く。
「護廷十三隊の隊長に 兄如きが助けになる腕の者などおらぬ。
兄の務めは 何だ。
兄の務めは あの街を護ることだ
行け 兄は空座町の 死神代行だろう」
その言葉に 一護は我に返る。
そして心を決めると 頷き呟いた。
「行ってくる」