第235章 317.Six Hearts Will
一護達が 織姫の救出へと駆けていく。
「…戯言だ」
ウルキオラはそう吐き捨てると 織姫の目をじっとみつめた。
「仲間が来たから恐怖は無い?そんな言葉を 本気で言っているのか?」
「…はい。
…………最初に助けに来てくれたことを聞いたときは 少し嬉しくて、凄く悲しかった。
あたしはみんなを護りたくてここへ来たのに、どうしてみんな来ちゃったんだろう、なんで伝わらないんだろう って思った。
でも
朽木さんの倒れる姿を感じて
臨ちゃんの戦う姿を見て
そんなことどうでもいいって 思った。
ただ 誰もケガしてほしくなくて
ただ みんなに無事でいてほしくて
そう思ったとき、気がついたの。ああ きっとみんなもこういう気持ちだったんだって。
あの中の誰かが もしあたしと同じに消えてしまったら あたしもきっと、みんなと同じことをするーーーー」