第218章 297.king of the Kill
一護の体が大きく吹き飛ぶのが見える。
臨が地面へと押さえつけられ 上に跨がられいるのを見ていながらも
織姫は どうすればいいのかわからなかった。
(臨ちゃん
黒崎くん
臨ちゃん
黒崎くん
臨ちゃん
黒崎くん
臨ちゃん
黒崎くん……!)
脳内で 二人の名を交互に呼ぶも どうすればいいのかわからない
戦う?いや 無理だ きっと勝てない。
逃げる?自分を助けに来てくれた 二人を見捨てて?
「…終わりだな」
一護の前にテスラが拳を振り上げる
その瞬間 突如現れたその人物に 織姫は目を見開いた。
「…何だァ?死にかけてんじゃねえか 一護!」
ちりん と 澄んだ音が鳴った。